ホワイトニング専門歯科の感染予防対策
と、心配になる方も多いと思います。
ホワイトニング歯科の感染予防を見極めるポイントは3つ!
以下の3つのポイントに注目して、感染予防対策の程度を見極めると確実です。
- ホワイトニングを提供している施設の環境
- 施術してくれる人の資格や得意分野
- 薬剤の成分や濃度
施設の環境
一言でホワイトニングを受けられる環境といっても、注目ポイントがいくつかあります。
そもそも歯科医院なのか?
最近では「セルフホワイトニング」と呼ばれるものが、無資格者が運営する「エステサロン」で提供されています。
無資格者でも開業・運営できるエステサロンのセルフホワイトニングは各地の保健所に安全性や衛生面など厳しくチェックされる歯科医院とは違い、感染予防対策も杜撰なことも考えられます。
施術室が個室かどうか?
接触感染や飛沫感染でうつる、強力なウイルスの感染予防には、各患者様がお口を開けて長時間過ごされる施術室が個室かどうか?という点も非常に重要です!
大きな空間に、簡単な間仕切りだけで沢山の患者さまが並ぶように入っている施設も多くありますが、それでは「密集」しているという意味でも感染が心配ですね。
器具がディスポーザブル(使い捨て)
近年では大きな医療現場では一般化しているディスポーザブル式の医療器具ですが、小さな医院では「一人一人に使う器具も消毒をして使いまわす」ということも多い様です。
一人一人に使用する器具は滅菌や消毒よりもより安全な「使い捨て」にすることで、確実な感染予防対策となります。
治療用イスやうがいの水
ここで、盲点となるのが治療(施術)用のイスやうがい用の水です。
と思われることが多いのですが、
実際は歯科の「ユニット」と呼ばれる治療用イスは精密機器であり、内部の消毒や清掃は定期的にはできません。
もちろん、表面は「アルコール」などで消毒している医院も多いのですが、内部には様々な歯の削りカスなどの感染性物質も入り込むと言われています。
そこで、当院は珍しいとは思いますが、歯科用の治療用イスを使用するのではなく、「医療機器メーカーの高級マッサージチェア」を使用し、
うがい用の水も機器とは繋がっていない独立したうがい用のお水を用意しております。
ホワイトニングの時うがい
予約制かどうか?
当然ですが、一般的な虫歯治療などの歯科医院は「急に歯が痛くなったから治して!」というような「救急対応」を受け付けるため、「完全予約制」という医院は殆どありません。
そのため、人気の歯科医院であるほど、当日に「急患」として待合室で予約無しで待っている患者様もたくさんいらっしゃいます。
しかし、ウイルスなどの感染予防対策としては「人が密集している」ことは良くありませんので、待合室で多数の患者様が待っているような環境は避けた方がよろしいでしょう。
患者様同士が会う事も長時間同一空間にいることもまずほとんどないので、安心して来て頂いています♪
施術者の資格など
そもそも、有資格者かどうか
前述の通り、「エステサロン」などの「無資格者」が提供しているようなホワイトニングは感染予防の観点からだけでなく、専門知識もなく、医歯学の専門知識も無いので、その他の面でも安全性が心配です。(無資格者が他人にホワイトニング施術を施してしまうことは違法です)
かといって、歯科医院なら安心かというと、多くの歯科医院でのホワイトニングは「歯科医師」ではなく「歯科衛生士」さんがやってくれることが多いのです。
法律的には【歯科医師の診査診断と管理指導のもと】であれば衛生士さんでもOKということなのですが、忙しい医院では歯科医師の診査診断やチェックなども無い事も多く、結局『最後まで歯医者さんとはちゃんと話せなかった』ということもあります。
心配な事や疑問など、何でもお気軽に歯科医師に聞いてみて下さいね。
専門分野
一般的な歯科医院では「ホワイトニング専門」というスタッフはまず少ないと思います。
やはり同じ歯科とはいっても得意分野があり、それに特化した先生に頼むことが大切でしょう。
そういう意味でも、ホワイトニングを受ける時は、当院のようなホワイトニング専門歯科(多くはないですが)を選ぶことをお勧めします♪
ホワイトニング薬剤の種類
薬剤の成分は過酸化水素か?
ホワイトニング先進国であるアメリカのホワイトニングの薬剤の成分は「過酸化水素」といわれる成分です。
過酸化水素は以前の記事👇でも書きましたが「様々なウイルス等に効く消毒薬」としても有名です。
しかし、日本のホワイトニングではこの過酸化水素に独自にその場で施術者が「ポリリン酸ナトリウム」などの歯磨き粉成分を加えて、かなり薄めて使用している場合も多い様です。
消毒薬としてもホワイトニング薬としても、濃度は濃い方が効果も高くなります。
ただし、濃度が高すぎても危険ですので「ホワイトニング薬」として専門メーカーから既製され販売されている薬を使用している医院で受ける事をお勧めします。
安いホワイトニングの実態
番外編:本格ホワイトニングを自宅で
この本格ホワイトニングで使われる薬剤の成分「過酸化水素」は一般的な市販の歯磨き粉やホームケア製品には入っていません。
日本の薬事法はかなり昔からなかなか改訂されないので、日本製の製品ではこの成分を入れてはいけないことになっているからです。
ホワイトニング歯磨き粉ベスト11【専門の歯医者がオススメ】
そこで、当院では本場アメリカの本当に効果が高いホワイトニング歯磨き粉を揃えております。
この過酸化水素が安全な範囲で含まれている製品もあります。
気になる方はぜひ、こちらの記事も参考にして下さいね 😉
【まとめ】ホワイトニングも感染予防対策がしっかりした所で受けよう!
こんな世の中なので、『一回でキラキラの白い歯にして、最高の笑顔で過ごしたい』と思いますよね。
そんな時に、安易にホワイトニング店を選ぶと、思わぬ病気やウイルスに感染してしまう可能性が高いかもしれません。
今回は、ホワイトニングを受ける際に、感染予防対策をチェックするポイント!をご紹介しました。
この記事を参考にして、皆さまが安全に、そして効果も納得のホワイトニングを受けられることを願っております♪