ホワイトニングで白くなりにくい歯、白くなりやすい歯

ホワイトニングの注意

白くなりやすい歯となりにくい歯

今回はよくある質問、疑問についてお答えします。

ホワイトニングで白くなりやすい歯と白くなりにくい歯ってあるの?

という疑問。

実際にホワイトニング白くなりやすい歯と白くなりにくい歯は存在します。

一般的な黄色系の日本人らしい歯の色でも、意外と白くなりにくい場合ということもあります。

白くなりにくい歯を列挙していきます。

加齢による変色

ホワイトニングの適応症の一つに必ず挙げられるのが「加齢による変色」です。

確かに加齢による変色はホワイトニングによって確実に改善しますが、高齢者の場合は若年者に比べると白くなりにくい傾向があります。

この場合は、一回の効果がシェードガイド(歯の色の段階表)で1~2段階しか白くならないホワイトニングだと何度も頻繁に通う必要があるので、一回で一気に白くなるホワイトニングで行うか、ホームホワイトニングも併用して行う事になると思われます。

参考のために、当院のホワイトニングの場合は一回で平均8段階白くなるので、高齢の方でも一回で満足される方も多くいらっしゃいます。

歯の質が頑丈で、虫歯等になりにくい場合

え?歯が頑丈で虫歯になりにくいって良い事ではないの?

と思われるかもしれません。

虫歯などのためには良い事なのですが、ホワイトニングに関していうと「日頃フッ素などで再石灰化を繰り返し、歯が頑丈すぎるとホワイトニング薬剤が浸透しにくく、脱色されにくい」という場合が多いのです。

神経が無い歯

神経が無い歯の場合、一般的な何度も通うタイプのホワイトニングでは、白くなりにくく、歯髄腔の中にホワイトニング剤を入れて白くする「インターナルブリーチ(ウォーキングブリーチ)」という方法で白くすることが可能です。

しかし、こちらも参考のために、当院では失活歯(神経がない歯)だけ色が濃くて気になるおっしゃっていた患者様も、当院のオフィスホワイトニングをすると一回で気にならない程度になったとお喜び頂ける事が多くあります。

リスクはないので、治療済みの歯をまた削って歯髄腔を開けるという大変な手間をかけるよりも、効果の高いオフィスホワイトニングを一回試して見て気にならなくなるかをみても宜しいかと思われます。

テトラサイクリンによる変色

幼少期に飲んだテトラサイクリン系の抗生物質(昔はよく風邪薬に入れられていました)が原因で、歯が変色していることがあります。

テトラサイクリンによる変色は帯のように一部に特徴的な色が出ることが多く、ホワイトニング直後はバンディングという縞模様のようなものが出ることもあります。

テトラサイクリン歯

ただし、このような変色も、一般的なオフィスホワイトニングでも短期間に何度も通うことで改善されていくことが多いです。

当院のマイスタープラスホワイトニングでは、やはりテトラサイクリン歯の場合も一回で「コンプレックスだったのに気にならなくなった!」と泣いて喜ばれる方もいらっしゃり、我々も大変幸せな瞬間です。

ただ、どうしても元々帯状に色の差が出ていたものをピッタリと他の歯の色の部分と同じようにするのは難しいこともあります。
その際は、ホームホワイトニングや強力な海外製のホワイトニング歯磨き粉を併用します。

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エナメル質が十分にない場合

エナメル質が薄いなど、中の象牙質の色が強く反映されている歯も、ホワイトニングで白くなりにくい傾向があります。

日常の飲食や歯磨き、歯のクリーニングなどで年とともにエナメル質は徐々に薄くなってきます。

また、最近ではネット上で勧められているような重曹や酸を使った誤った歯磨き法や、お酢などを毎日飲む健康法、摂食障害による胃酸の逆流、荒い研磨剤を電動歯ブラシや電動クリーナーなどで使用する誤った方法などにより、

重曹ホワイトニング

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若年者でもエナメル質が薄くなっているケースも多いです。生まれながらのエナメル質形成不全症も同様です。

このような歯は、ホワイトニングでは白くなりにくく、エナメル質が多い部分と少ない部分で、色むらが出来てしまう事もあります。

当院の場合
エナメル質の形成・量が不十分で色むらになりそうな歯には、先にカバーをするか、もしくはカウンセリングでご説明し、オフィスホワイトニング後にホームホワイトニングを併用する事で全体的に白さをよりアップさせ、色むらを目立ちにくくする方法をお勧めしています。

金属による変色

虫歯治療の後で、被せ物をして、その被せ物に金属が使われていることで歯の裏に金属が詰まっている状態の場合、金属イオンが歯にしみ出して黒っぽくなってくることがあります。

しかし、残念ながらこの金属の着色はホワイトニングでは白くできません。
金属および着色した歯質を除去して、コンポジットレジンというプラスチックで充填する必要があります。

詰め物が多く、詰め物が着色している場合

歯に昔詰めたプラスチックの詰め物が沢山ある場合、プラスチックは天然の歯よりも着色・変色しやすいために詰め物の部分だけ特に色が濃くなってしまっていることがよくあります。

人工物自体はホワイトニングでは白くならない為に、詰め物が沢山ある歯はホワイトニングをしても意味がないと思われるでしょう。

しかし、実際は歯と詰め物との間の境目が特に変着色して居る場合が多く、この部分は化学的な方法のホワイトニングが最も良く効果があります。

境目がホワイトニングにより綺麗に白くなることで、詰め物の部分の変色もあまり気にならなくなったと仰る方が殆どです。

また、それでもピッタリとホワイトニング後の天然歯の色と同じ色にしたい場合は、やはり詰め物がある歯の部分もホワイトニングをしてから詰め直した方が綺麗になります。

白くなりにくい歯にでも満足度が高いマイスタープラスホワイトニング

マイスタープラスホワイトニングはこの様な、白くなりにくい歯の場合にも、一回で平均5段階以上白くなっていることが殆どです。

テトラサイクリン歯のホワイトニング前

テトラサイクリン歯のホワイトニング前

テトラサイクリン歯のホワイトニング後

テトラサイクリン歯のホワイトニング後

実際は、ホワイトニングを沢山経験されていて元々真っ白の歯の方よりも、変色・着色が強く、色が抜けにくい歯の質の方の方が変化が分かり易いということが多いのです。

一回の変化が1~2段階の一般的なオフィスホワイトニングでは、やはり前述の様な歯質の方はあまり変化を感じられないかと思いますが、

マイスタープラスホワイトニングは平均8段階変わるシステムなので、色が抜けにくい歯質の場合でも1~2段階しか白くならないという事は今まではありません。

「どうせ歯医者さんに歯の質が特殊でホワイトニングでは、白くなりにくいと言われたし…」と諦めずに、一度験してみる事で、新しい世界が広がっていくことが多くあります。

一歩踏み出して、新しい自分を見つけてみませんか?
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ホワイトニング専門歯科医 Dr.Aya

東京のホワイトニング専門歯科「ホワイトマイスター」代表歯科医師のDr.Ayaです。日本審美歯科学会会員、日本アンチエイジング歯科学会認定医であり、同学会認定ホワイトニングエキスパート。アメリカのホワイトニング専門資格等保有。一回で白い歯になるホワイトニングで皆様を素敵な笑顔にするため日々努力しております。

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