【ホワイトニング】本当に効果がある歯磨き粉の選び方を教えます!


と、何となく市販の歯磨き粉を使用している方が多いと思います。
しかし、実際は歯磨き粉に入っている成分により、その効果は大きく違ってくるのです。
今回は、ホワイトニングだけでなく、様々な症状(目的別)に、歯磨き粉の成分から自分にベストな物を選ぶ方法をご説明していきます。
症状、目的別の選び方
歯磨き粉の成分により、発揮される効果は違ってきます。
そこで、自身のお口の中で「悩んでいる・改善したいこと・歯磨き剤を使う目的」別に、それぞれに効果がある成分を見ていきましょう!
- 歯の色・着色
- 虫歯予防・歯質強化
- 歯周病予防・改善
- 歯がしみる・知覚過敏の改善
主に、以上の4つの目的別で歯磨き剤を選ぶと良いでしょう。
それでは早速一つずつ、効果のある成分をご紹介します。
歯の色、着色が気になる場合
一般的に良く使われる「ホワイトニング効果」という言葉は、市販の歯磨き剤にも使われていますが、実はこれは医学的に言うと間違いなのです!

しかし、日本ではいまだに大昔の薬事法をもとにしているために、欧米のように「歯の漂白成分」を市販の歯磨き粉には入れてはいけないことになっています。
そこで、日本の歯磨き粉では「歯の表面の汚れ落とし」程度でも、「ホワイトニング」と謳っているのです。
表面の汚れを浮かす・着色を防ぐのはホワイトニングとは違う成分
- 汚れを落とすことで代表的な薬用成分は、汚れの隙間に入り込んで浮き上がらせるポリエチレングリコール(PEG、別名マクロゴール)とポリビニルピロリドン(PVP)です。
- 着色を防ぐのは、歯のカルシウムと結合して着色をはねのけるピロリン酸ナトリウムやポリリン酸ナトリウムなどがあります。
歯のホワイトニング(脱色)に効く成分は、日本の市販の歯磨き粉には入っていませんが、過酸化尿素、過酸化水素という成分です。これは欧米のホワイトニング歯磨き粉には当たり前のように含まれており、このような歯磨き粉を日常的に使うだけで白い歯になっている外国の方もいます。

当院で販売しているホワイトニング歯磨き粉「スーパースマイル アクセラレーター」は日本の歯磨き粉には入っていない本当に歯の色素を脱色する効果がある「過酸化水素」が含まれています。

【日本未発売】最強のホワイトニング歯磨き粉
そのため、毎日使うことで段々と、確実に白くなっていく唯一のホワイトニング歯磨き剤です。
通販などで似たような物が売っていても実際は日本販売用に成分調整したものであることも多く、海外でも歯科医の処方でないと購入できないことも多くあります。
当院では、厚労省の許可を受けて本場アメリカの製品を直輸入しております。
数には限りがありますので、ご希望の際は事前にご連絡頂くと助かります。
虫歯予防、歯質強化をしたい場合

- 唾液中に溶け出した歯の成分が歯に戻るスピードをアップさせる(再石灰化の促進)
- 歯の結晶を硬くして丈夫な歯をつくる
- 虫歯菌の活動を抑える
フッ素は虫歯予防には良いのですが、前述の「ホワイトニング」目的だとその効果を弱めてしまうという特徴があります。そのため、当院でホワイトニングをお受け頂いた方には、歯のホワイトニングをしながらも、虫歯予防するための使い方などもご説明しています!
歯質強化
歯を強くする成分として、ハイドロキシアパタイトが良いとされています。
- 歯のミクロの傷の修復
- 細菌を吸着して除菌
- 再石灰化の促進
その他、CPP-ACP、fTCPなどのカルシウム成分も虫歯予防に一役買っています。
歯周病予防を目的とする場合

殺菌剤は塊となった細菌のバリアを破って浸透するイソプルメチルフェノール(IPMP)と、浮遊している細菌に効く塩化セチルピリジウム(CPC)の組み合わせがベスト。
抗炎症剤は炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウム、歯茎の修復を促すビタミンなどです。
知覚過敏、歯がしみるのを改善したい場合
知覚過敏対策の薬用成分は2つあります。
痛みの伝達をブロックする硝酸カリウムと、歯の表面に開いているミクロの細かい穴にふたをして刺激をブロックする乳酸アルミニウムです。

その他の歯磨き粉選びのポイント
自分のお口と歯磨き剤は合っている?
清掃効果や薬効があっていない歯磨き剤だと、使い続けても着色が取れなかったり知覚過敏が治まらないことがあります。
歯の汚れを落とす「清掃剤としての効果」、歯の着色を漂白して落とす「ホワイトニング効果」と、虫歯や歯周病予防などの「薬剤としての効果」を考えて、歯磨き剤の成分に注目しましょう。
そうすれば自分に合っているのはどの成分を含んだ、どの歯磨き粉か?が自ずとわかると思います。

歯磨き剤のタイプを意識する
歯磨き剤の一番の役割は「清掃剤」としての役割です。プラークや着色をしっかり落としたい方はペーストタイプ、歯茎を優しく磨きたい方はジェルタイプ、薬効成分をお口に行き渡らせることを重視する方は液体タイプやフォーム(泡)タイプなどもあります。
歯磨き剤のタイプに合わせて、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しその効果を増進させることも大切です。
製品パッケージの表記を正しく理解する
歯磨き剤の薬用成分とは「厚生労働省の承認基準」に沿って配合されている効能・効果を有する成分のことです。
つまり「薬剤としての効果が期待できる」成分のことをいいます。
薬用成分を配合している歯磨き粉は製品本体やパッケージに【薬用】や【医薬部外品】と記載されていたり成分表に【薬用成分】と書かれています。
プラスαの製品も使用
歯周病予防のプラスαには殺菌剤と抗炎症剤を効かせるために洗口剤との併用がおすすめです。虫歯予防にも、フッ素配合ジェルや洗口剤が良いでしょう。
歯ブラシや歯磨き粉が届きにくいところにも入り込んでくれます。
また、ホワイトニング効果のプラスαには、当院で販売している「ホワイトニング フロス」や「ホワイトニング ペン」の併用がお勧めです!
歯と歯の間のホワイトニング効果アップを期待したい方や、お手軽に外出時などもホワイトニングをしたい方におススメです。
歯磨き剤は目的に応じて成分を要チェック!
当院では、ホワイトニング専門医院のために、日本では売っていないホワイトニング製品を多数販売しておりますが、巷でも歯磨き粉の売り場にはズラリと沢山の種類の歯磨き粉が並んでいます。
成分をよく見ると、フッ素以外は薬用成分は入っていなかった!という事も多いので、自分のお口に合わせて、目的に合った成分が配合されているものを選びましょう。
何度も言いますが、歯のホワイトニングに本当に効果のある歯磨き粉は日本では売られていません。歯磨き粉で歯を白くしたい場合は、ホワイトニング成分「過酸化水素」が入った歯磨き粉を扱っている、当院のようなホワイトニング専門医院などで購入しましょう!