歯の色が茶色くなる歯の着色の原因は?

歯が茶色くなる原因

歯の色が変色する原因は何?

なんで歯は茶色くなる?

『おはぐろ』があった昔とは違い、現在では「歯は茶色いより白い方が良い」と皆さんが思われますが、どうして歯には色が付いてきてしまうのでしょうか?


その原因を知れば、『歯に色を付きにくくする方法』『ホワイトニングの有効性』が見えてくるはずです。

今回は【歯が変色してしまう原因】について詳しくお話をしていきます!

歯が変色する原因は大きく分けて5つ!

神経のある歯の変色原因を完全に特定するのは、とても困難とされているのですが、大きく分けると次の様なものとされています。

加齢、経時的変化、そしてテトラサイクリン系抗菌薬やフッ化物などです。

VITA クラシカルシェードガイド変色の定義は、歯科医療の現場では『VITA Classical シェードガイド(イラスト参照)』でA3以下の明るさの場合や、縞状や帯状の部分的な色の差がある場合を変色歯と診断します。

では、歯が変色する原因を細かく見ていきましょう!

虫歯、詰め物

金属の詰め物虫歯による変色では、初期の虫歯は歯質を脱灰してチョーク様の白濁模様が生じ、さらに進行すると褐色から黒色に変色します。

また、清掃不良によって、口腔内の環境が悪化すると、色素生成菌により緑色から黒色の変色をきたすこともあります。

虫歯治療後の金属の詰め物によっても、「アマルガム」という材料では緑色や黒色になり、「鉄合金や硝酸銀」で黒色に変色します。

嗜好品

コーヒー、タバココーヒー、お茶、タバコなど嗜好品による着色・変色は広く知られていますね。

茶色、褐色や黄褐色になり、タバコの場合にはそれに加えて、タールなどの沈着もみられます。

加齢

加齢による変色若年者の歯は、高齢者に比べると、歯の中の構造が明瞭で、光が拡散しやすくなっています。また、透明度も高くはない状態です。

そのために、若年者の歯には光が当たると、青みを帯びた灰白色や乳白色で、輝くような白さで見えます。

しかし、加齢により歯の中の成分の石灰化が進むと、エナメル質では透明度が増し、光の拡散・散乱効果が低くなり、象牙質の黄色が透過して暗く見えるようになります。 さらに象牙質内でも、石灰化が進みます。

このため、加齢により、歯は全体的に黄色みが増し、見た目の不透明度が強くなり、表面には細かい亀裂や摩耗が見られるようになります。

薬剤による変色

歯は薬剤によっても変色します。以下の2つの薬物が代表例です。

①フッ化物

フッ素入り歯磨きフッ化物はヒドロキシアパタイトを耐酸性の強いフルオロアパタイトに代え、歯質を強化するとされる薬物です。
そのため、現代の歯磨剤には広く用いられ、ある程度のフッ化物は含まれている事が多いです。

しかし、このフッ化物の過剰摂取により、特有の変色をする「斑状歯(ハンジョウシ)=フッ素症歯」がフッ素の慢性中毒の一症状として発症することがあります。

現在の日本では問題ない量ですが、一部の国や地域では飲料水に1ppm以上のフッ素を含むことがあり、そのような地域では発生しています。

斑状歯は、エナメル質表面に不透明な白濁した点や線・橋のような不特定で歯面の一部~全部にわたる白墨上の変色が見られます。
さらに、高度なものでは歯の欠損も伴います
そこへ、さらに飲食物などが加わり、黒褐色、茶褐色、褐色などの二次的な着色を伴うことがあります。

②テトラサイクリン歯

テトラサイクリン系抗菌薬は歯冠形成期に投与されると硬組織内に取り込まれ、リン酸塩が形成されます。これに紫外線(UV)を含む太陽光が当たると、光化学反応で色が変化し、黄色から褐色を経て、黒色になります。

このようなテトラサイクリン系抗菌薬による変色は、光が当たり外部から見えやすい前歯部や小臼歯部の多数歯に左右対称に現れるのが一般的です。

テトラサイクリン系抗菌薬の服用の時期と歯の形成のタイミングにより、歯の全体~一部の帯状の変色(バンディングといいます)として現れ、特有の状態になります。

テトラサイクリン歯

テトラサイクリン歯の特徴的な変色

変色の程度は、テトラサイクリン系抗菌薬の服用時期、使用量、薬剤の種類によって大きく変わってきます。

特に3歳くらいまでにテトラサイクリン系抗菌薬の大量服用を繰り返すと、上顎前歯の切縁部、第一大臼歯に変色を80%以上の発現率で起こすといわれています。

また、投与時期による変色部位の違いだけでなく、投与されたテトラサイクリン系抗菌薬の種類によってもその程度が異なります。

さらに、歯が形成される時期だけでなく、歯が生えてから後の17歳から19歳までの間、ミノサイクリン系薬剤を長期連用し、すべての歯の内部に灰色の着色が見られたという報告もあります。

したがって、どのような時期でも、テトラサイクリン系抗菌薬が歯の内部に取り込まれて紫外線が当たると、歯が変色してしまうということがわかります。

歯の傷害

ぶつけた歯も変色歯に物理的に傷害が与えられ、神経が死んでしまうと起きる変色です。

外傷による歯の脱臼などの歯髄壊死、神経が死んでしまった場合、歯の根の先の血管が断裂するなどの傷害では、歯が緑色や灰色、黒色に変色します。

これらの変色は神経が変性してしまった物が、象牙質の細い管の中に入り込んで生じると言われています。

神経が死んでしまった場合の歯の変色は、他の変色に比べるとホワイトニングでは白くなりにくい傾向にあります。

ホワイトニングで白くなるのはどの変色?

上記の変色の原因のうち、4番目のテトラサイクリン歯5番目の神経が無い歯(神経が死んでしまった歯)以外はホワイトニングでも白くすることがしやすいです。

嗜好品や加齢による歯の変色・着色は強力なオフィスホワイトニングを数回、またはじっくりと歯の中にホワイトニング薬剤を浸透させていくホームホワイトニングを長期行うことで確実に色が抜けていき、白い歯に戻すことも可能です。
注意

しかし、テトラサイクリン歯で悩まれている患者様も多いのですが、テトラサイクリン歯は特有の強力な変色をしているので、一般的なオフィスホワイトニングでもなかなか白くならないことが多いのです。

その点、当院の『マイスタープラスホワイトニング』では一回でも強力な効果があるために、「ほかのホワイトニングでは全然白くなった感じはしなかったけど、マイスタープラスホワイトニングでは実感できた」という嬉しいお声を頂けます。

さらに、このマイスタープラスホワイトニングに続けて、当院の強力なホームホワイトニングをご自宅でも続けて頂くと、より変色部分が気にならないくらいにまで白くなったことを実感して頂けることも多いです。

チェック!

テトラサイクリン歯のホワイトニング例

この患者様は、歯の切縁が全体的に帯状に変色してしまうテトラサイクリン歯で、コンプレックスも強かったのですが、マイスタープラスホワイトニング1回+続けて当院のホームホワイトニング2週間で、だいぶ変色が気にならなくなったと喜んで頂けました。
その後も、さらなる白さアップのためにも、定期的にメンテナンスホワイトニングに通って頂けています。

歯の変色や着色が気になったら、どんな場合もまずは専門家に相談

どのような原因の歯の変色でも、悩んでいるよりも、まずはホワイトニング専門の歯科医師がいる歯科医院へご相談下さい。

ホワイトニング専門歯科医師に相談

弱いホワイトニングだと何度も効果が実感できなくて諦めてしまうことも多いようですが、当院のマイスタープラスホワイトニングなどの強力なホワイトニングでは、一回でもその効果が実感でき、歯のコンプレックスが減ることで気持ちも明るくなれる方が増えています。

当院では、老若男女問わず、様々な方が来院されていますので、患者様のお悩みに応じた対応も可能です。

お気軽にご予約下さい♪

ホワイトニング専門歯科医 Dr.Aya

東京のホワイトニング専門歯科「ホワイトマイスター」代表歯科医師のDr.Ayaです。日本審美歯科学会会員、日本アンチエイジング歯科学会認定医であり、同学会認定ホワイトニングエキスパート。アメリカのホワイトニング専門資格等保有。一回で白い歯になるホワイトニングで皆様を素敵な笑顔にするため日々努力しております。

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