歯磨き粉を使ったホワイトニングは効果があるの?
最近、ますますホワイトニング専門のお店が増え、その結果、沢山の人が誤解をし、残念な思いをしている様です。
ここで、今一度、
「歯磨き粉の成分を使っている、本物ではないホワイトニング」と「しっかりと脱色成分がある本物のホワイトニング」の違い をお話したいと思います。
- 歯磨き粉を使ったホワイトニングの実態
- エステサロンのホワイトニングの効果
- ポリリン酸・メタリン酸など成分の正体
歯磨きレベルのホワイトニング
「ワンコインホワイトニング」や「一回2000円のホワイトニング」「3回でも6000円のホワイトニング」など、お手軽なホワイトニング店舗が増えてきていますが、これが「歯磨きペーストの成分で行うホワイトニング」です。
ホワイトニング薬剤として歯に塗っている成分は「歯磨きペースト(歯磨き粉)の成分」です。
その成分の名前としては
- ポリリン酸ナトリウム
- メタリン酸ナトリウム
歯磨き1回分の歯磨き粉が材料だから安い
医院で行っているお手軽ホワイトニングはそれに劇薬の「消毒薬」を加えて漂泊効果を出そうとしています。
本来の、効果のある市販のホワイトニング薬剤は使用していませんので、材料費は歯磨剤の価格位ですし、お手軽価格で提供されています。
クリニックや店舗でそれを使用しているからといって、数千円以上も払うのはもったいないと思います。
効果は「歯磨き」と同じくらいと考えて頂ければいいと思います。
場合によっては、しっかり1歯1歯、歯磨きや歯科のクリーニングで機械的に磨く方が、歯磨きペーストの成分を歯に塗ってLEDを当てるだけよりは綺麗になるでしょう・・・。
「ポリリン酸ホワイトニング」や「メタリン酸使用のホワイトニング」などとあたかも凄そうな名前がついていても、それらは【普通の歯磨き粉の成分でしかない】ので、医院や店舗で行うからといって、¥5,000以上も出しても、効果は低いのです。
毎日自身でも行っている「歯磨き」に2500円以上も払えますか…?
本物のホワイトニングとは
一方、本物のホワイトニングとは、100年以上もホワイトニング先進国として研究の進んでいる、アメリカの厚労省に「ホワイトニング薬剤」として認められている市販の「本物のホワイトニング薬剤」を使用するものです。
その効果は、歯磨きとは圧倒的に違います。
たった一度で歯の表面の汚れはもちろんですが、歯の中の色素を脱色して白く輝くようにするのです。
など、最新のホワイトニング薬剤を使用しないホワイトニングを受けたことのある方は疑問に思われるかもしれませんが、ホワイトニングはどんどん進化しているのです。
最新のアメリカのホワイトニング薬剤は「たった一度で、歯にダメージを与えずに白くする」事が出来るのです。
料金面での比較
しかし、「最新の」「本物の」ホワイトニング薬剤はその効果と安全性が確実なために、お値段も高額になってしまいます。
材料費だけで1万円程です。
つまり、1万円以下のお手軽な料金で提供されているホワイトニングは全て「独自開発」「独自調合」の歯磨き剤成分によるホワイトニングと考えても良いかもしれません…。
「本物のホワイトニング」は、その薬剤の材料費である1万円以下では提供できないためです。
一回で効果が高い物の方が時間と料金が節約になる
でも、一回5000円位でも、白くならないホワイトニングに10回も通えば5万円も損してしまう。
本物の、一回で白くなるホワイトニングに行くと効果は確実ですし、総額は低価格(当院の場合は約3万円だけ)で後悔はしないでしょう。
【まとめ】料金や手軽さだけでなく、安全性も考慮して
そして、お手軽なホワイトニングについて何より心配な事は、「劇薬と指定されている消毒薬」を「独自調合」して歯に塗ってしまうということ。
100年以上も研究されているホワイトニング先進国アメリカではその様なことは一切行いません。
安全性が確立されておらず、事実、当院に相談に来られる患者様にはその様な医院に行き、危険な部位のカバー等も行わずに、痛みが強かったと仰る患者様が増えてきています。
ホワイトニング店舗が増えている中、安易にお手軽な物を行う前に、しっかりとその成分やシステムを理解し、効果は勿論ですが安全性にも配慮して頂きたいと思います。