【知りたい】痛くないホワイトニングはあるの?


マスクを外す機会も増えてきて、ホワイトニングに興味はあっても、痛みが心配で踏み出せないという方もいらっしゃるので、今回は【ホワイトニング専門歯科医師のDR.Aya 】が「 ホワイトニングの痛みが発生する理由と痛くないようにする方法 」を解説します!
ホワイトニングの痛みが出る理由
ホワイトニングの痛みは「知覚過敏」に似た症状で、一瞬のズキンとした痛みです。
知覚過敏は、ホワイトニングの唯一のデメリットとも言えます。
原因は、歯ぎしりや力を入れすぎて歯磨きをしてできた、歯の表面の微細なヒビや亀裂です。
ここから薬剤が歯の神経近くに入り込むので痛みが生じるのです。
これには当然個人差があり、どのような種類のホワイトニングでも、全体の1/3程度は多かれ少なかれ生じると言われています。
つまり、「 絶対に痛みが生じないホワイトニングは無い 」と言えます。

このようにおっしゃる方も多いのは、最近は【本来のホワイトニングではない、歯磨き粉成分を使ってエステサロンで行うセルフホワイトニング】が増えているためです。
歯磨き粉を塗っているだけなので、脱色効果は全く無く、白くはならないのですが、当然、痛みは生じません。

【ホワイトニングの種類別】痛みの強さと白くなる効果の比較
痛み | 白くなる効果 (本来の漂白効果) | |
【日本製】歯磨き粉(≒セルフホワイトニング) | 無し | 効果なし |
【海外製】歯磨き粉 | ★ | ★ |
ホームホワイトニング | ★★ | ★★ |
オフィスホワイトニング | ★★★ | ★★★ |
事前によくチェックや保護処理を行うことで、 「ホワイトニング効果が高いのに痛みが出にくい」という良いところ取りの治療を行うことが出来ます!

ホワイトニング歯磨き粉
上記の表のように、同じ「歯磨き粉」といっても【日本製】か【海外製】かによって効果と痛みも違ってきます。
というのも、 日本製の製品には本来の歯を白くする(脱色できる)成分を入れてはいけないと法律で定められている からです。
日本製の歯磨き粉にはいくら『ホワイトニング』と書かれていても、歯が真っ白の芸能人が広告塔となっていて高価なものだとしても、【本来のホワイトニング(脱色)効果は無く、表面の汚れを落とす程度】なのです。
そのため、痛みはありません。
海外製のホワイトニング歯磨き粉には、 本来のホワイトニング成分の【過酸化水素】が微量ですが含まれているものも多く、ほんの少しずつですが毎日使うことで脱色され、白い歯になる効果がある ものもあります。
そのため、微量なので歯に痛みが出ることは少ないですが、歯周病で歯肉が弱っている場合などは歯茎が一時的にピリピリするような痛みが出ることはあります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは自宅で自分で薬剤を歯に付けて歯を徐々に白くしていく方法です。医師の手を離れるので、当然、クリニックで行うオフィスホワイトニングよりも過酸化水素の濃度が低い薬剤を使用します。
そのため、効果も一般的には弱く、だいたい2週間毎日自宅で使用して、やっと2〜3段階白くなるという程度のものが日本では主流です。
痛みに関しても、薬剤自体の濃度は低いので、あまり心配する必要はありませんが、やはり普段から知覚過敏症状があったり、虫歯ある場合は生じることが多いので、事前によく歯科医師に確認が必要です。
ホームホワイトニング薬剤も、日本の物だと濃度が低すぎて就寝中に何時間もずっと使用していないと効果が出ないものしかないのですが、当院でおすすめしている海外製のホームホワイトニング薬剤は一日15分でOKの物です。
痛みも出にくいように痛みを防止する成分も含有されています。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングはその名の通り、歯科医院の中で歯科医師または歯科衛生士がすべての施術を行う方法です。
有資格者が医師の確認のもとで行うので、高濃度の過酸化水素のホワイトニング薬剤を使用できます。
そのため、白い歯になる効果も最も高く、【ブライトホワイト】や【ZOOMホワイトニング】【マイスタープラスホワイトニング】は一回で平均6〜8段階以上も一気に白い歯になります。逆に、一般歯科で行うその他の一回あたり1万円以下程度のオフィスホワイトニングは一回の効果はそれほどでもなく、平均2段階程度のことが多く、効果が出るまで数回は通院することが一般的です。
痛みも一般的には効果に比例するのですが、当院の 【マイスタープラスホワイトニング】に関しては、他のホワイトニングシステムと異なり、『硝酸カリウム』や『乳酸アルミニウム』など、痛みの発生を軽減させる成分も多く含まれ、【効果が高いのに痛みも出にくい】システム です。
ホワイトニングの痛みが出ないようにする方法
ここからは、効果が高いホワイトニングでも痛みが出にくくするようにする方法をご紹介します。
歯磨き粉で痛みを軽減する!
ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングで一時的に痛みが出てしまった場合は、【高濃度フッ素】や【硝酸カリウム】などの痛みの伝達を防ぐ成分が含まれている歯磨き粉を使用することをおすすめします。
例えば、市販で購入できるものだと知覚過敏に良い『シュミテクト』などです。
知覚過敏を軽減させる成分をしっかりと歯に浸透させるように、歯磨きをを歯の表面につけたら、しばらくそのまま待ってから洗い流すようにすると、より効果があります。
クリニックで保護をしっかりして痛みの発生を抑える!
これはオフィスホワイトニングの場合のみなのですが、施術前にしっかりと歯科医師に視診をしてもらい、歯の表面や噛む部分、歯茎の近くなどに痛みが出やすい部分が無いかどうかを確認してもらいます。
更にその部分には、事前に保護などをしてもらい、ホワイトニング効果を損なわないようにしつつ、痛みも出ないように丁寧に事前の処置をしてもらうことはとても効果があります。
ホワイトニング専門歯科であるホワイトマイスターでは全ての患者様に行っている処置ですが、一般歯科など、効果が高いホワイトニングを得意としていないクリニックではこのような処置までは行わない事も多いので、カウンセリングなどの際によく確認をしておくことをおすすめします。
最も確実なのは痛み止め薬の服用
やはり最も効果的で確実なのは『ロキソニン』などの鎮痛薬の服用です。
ホワイトニングの30分前などに鎮痛薬を服用しておけば、
術中の痛みや術後の痛みの感じ方もかなり軽減します。
ただし、消化器系の副作用などもあるので、持病やアレルギーの有無にはよく注意してください。
痛みが心配な方はお気軽にお申し付けください。
痛みが少なく、効果も高いホワイトニングがおすすめ!
このように、一般的には【ホワイトニング効果が高い方法ほど、痛みも出やすい】ということになりますが、当院の 『マイスタープラスホワイトニング』のように、一回の歯を白くする効果が高いのに痛みの発生も軽減されているもの もあります。

ということでは勿体ないので、事前によくそのホワイトニングシステムの効果や特徴を知り、後悔しないようにすることが大切です。
特に、ホワイトニングクリニック選びの基準として、以下のようなポイントを参考にしてください。
専門歯科医が最初から最後までやってくれるクリニック
オフィスホワイトニングは「歯科医師」の指導の元であれば「歯科衛生士」でも行えるのですが、やはり最初から最後まで、より確実な歯科の知識や技術のある「歯科医師」が責任を持ってホワイトニングも担当してくれるクリニックを選ぶと安心です。
とはいっても、なかなか歯科医師がホワイトニングをずっと診てくれるようなクリニックは無いのが現状です。
※当院では、ホワイトニング専門の歯科医師が常駐し、すべての患者様を最初から最後まで、歯科医師が責任を持って治療致します。
保護と痛み止め処置が充分なクリニック
前述の「痛みがないようにする方法」でも解説しましたが、痛みが出やすい部分の保護や痛み止めの処置を両方ともしっかりと行ってくれるクリニックを選ぶことも大切です。
近年では、安価で効果が低いオフィスホワイトニングが増える一方で、「過酸化水素濃度が低い安いホワイトニングだから保護は必要ない」と考え、しっかりと事前のチェックや保護を行わずに施術を行うことで、トラブルが起きてしまう事象も増えてきています。
術前のカウンセリングで納得できるまでしっかりと聞いておきましょう。
効果を落とさずに一回でも白い歯に

と考えてしまいそうになりますが、ホワイトニング専門歯科医院では『マイスタープラスホワイトニング』のように効果も高いのに痛みの発生も軽減させたシステムもあります。
『安いから』とか『一回で白い歯になる有名な方法だから』などでホワイトニングを安易に選ばずに、それぞれのメリットやデメリットもしっかりと把握してから受けるようにしましょう。
【まとめ】東京都内で痛くないホワイトニングを探すなら、種類と痛み予防処置の有無も調べる!
東京都内にはホワイトニングを行っている歯科クリニックは増加しています。
しかし、安価なホワイトニングや術者が歯科衛生士のみで歯科医師は確認しないクリニックなど、不安要素が大きなところもあります。
この記事を参考に、それぞれのホワイトニングシステムのメリットやデメリットを把握し、痛みの軽減や発生した場合の対処もしっかりと行えるクリニックを選び、安心して白い歯を手に入れるようにしましょう!