強いホワイトニングは歯が痛くなる!?
歯のホワイトニングは、都内の医院だけでも様々なシステムがあり、大きく分けると
- 一回でも白くなる効果が高いホワイトニング
- 効果が弱く、短期間に何度も通って白くするホワイトニング
の2種類に分けられるかと思います。

と、思われますよね。
でもそれぞれにデメリットもあります。
- 効果が強い分、術後に歯の痛みが出やすい。
- 一回あたりの料金は安いが、何度も通うため総額では高額になる事が多い。

と、思われるかと思います。
今回は、それを実現するための当院の様々な秘密もご紹介しますね。
その前に、そもそもホワイトニングで痛みって何で起きるの?という疑問を解決しましょう。
ホワイトニングで歯が痛くなるメカニズム
ホワイトニングで生じる痛みはよく「知覚過敏」と呼ばれます。
この知覚過敏は、歯の中の「象牙質」という部分で発生します。
この痛みの発生メカニズムは、少し難しいのですが「動水力学説」という説明で証明されています。
ですから、ホワイトニングによる知覚過敏の発生は、過酸化水素が分解して生じる物質(ヒドロキシラジカルといいます)が歯の中に浸透し、神経を刺激することが原因の一つといえます。

ホワイトニングの知覚過敏を増幅させるもの
ホワイトニングの薬の中でも、やはり効果が高い「高濃度の過酸化水素薬剤」を使用するものほど知覚過敏が出やすいとされます。
また、強度の高い光線を併用すると、さらに知覚過敏の発生頻度が上がるとされています。
現在、市販されているホワイトニング薬剤の中でも、最も過酸化水素濃度が高く、痛みが強烈なものは「オパールエッセンス ブースト」という薬剤です。
これは、光を当てる必要も無いくらいに最高濃度(40%)の薬剤を歯に塗布するという「日本人の歯にはちょっと強すぎるのでは?」と思われるシステムです。
オパールエッセンスはホワイトニング製品を製造する有名なブランドであり、様々な有効な商品を販売していますが、劇薬である過酸化水素濃度が最も高い「ブースト」に関しては痛みへの最大の注意が必要だと思われます。
実際に、私も殆どのホワイトニングシステムを試していますが、これは数あるシステムの中でも最も痛く、歯の神経に悪影響を与えないかちょっと心配だな…と感じました。
通常のホワイトニングによる知覚過敏は、翌日にはかなり寛解し、何日も痛みに苦しめられるようなことはないのですが、オパールエッセンスブーストに関しては例外ではありました💦
※すべての方に同様の症状が出るとは限りません。合っている方もいらっしゃるとも思いますので、歯医者さんに相談の上で後悔のないように受けて下さいね。
痛みが出てしまった時の対処法
では、いよいよ「ホワイトニングを受けて歯が痛くなってしまったとき」の一般的な対処法をお教えします。

という方もいらっしゃると思いますので、簡単でも具体的な方法を挙げていきます。
歯を修復する成分が入った歯磨き粉を使う!
数ある歯磨き粉の中でも、歯を修復する成分が沢山入った特殊なものがあります。
それをホワイトニング後に特に重点的に使用することで、歯の弱い部分(亀裂が入った部分やすり減った部分)の修復を促すのです。
具体的には、「フッ化物」や「CPP-ACP」と言われる成分です。これらは再石灰化を促進するとされています。

という方は、以下のようなものがお勧めです。

MIペースト
こちらはミネラルが入っているので、再石灰化も期待できます。
ただ、フッ化物は入ってはいないので、フッ素の含有量が多い歯磨き粉を併用するとより良いです。
当院では、3回目のリピーターの皆様にフッ素含有量が最高濃度の「ホワイトニング歯磨き粉(非売品)」を差し上げておりますので、特に痛みが心配な方はホワイトニング後に使って頂けると幸いです。
痛みが発生するのを防ぐ成分が入った歯磨き粉を使う!
歯を修復する以外にも、痛みが発生することを防ぐ効果のある成分というものもあります。
「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」などです。
これらは、普段から冷たい水がしみるという様な方に、歯医者さんが勧めているような歯磨き粉に入っています。

シュミテクト(高濃度フッ素)
シュミテクトは今や様々な種類の物が発売されていますが、ホワイトニングという種類の物でも、日本製の歯磨き粉なので歯を白くする成分は入っていない事にも注意して下さい。
ホワイトニングの効果を得るためであれば、日本製のものでは本来の歯を白くするという効果は無いので、もし歯の白さも維持したいという事であれば、やはり知覚過敏用歯磨剤をホワイトニング直後だけ使用し、その後はスーパースマイルアクセラレーターセット(アメリカ製)などの使用がお勧めです。

ホワイトマイスターにて、¥5,000(税込)で発売中
痛み止め内服薬を使用する!

という場合はやはり、内服の痛み止めが即効性はあります。
バファリンやイブなどの普段、頓服で使用しているものがあればそれでも良いのですが、
当院では心配な方には、効果の高い痛み止めの飲み薬の処方をすることも可能です。
もちろん、その料金は頂きません。
ただし、使用方法などは当院スタッフがしっかりと説明致しますので守って下さいね。
それでも辛い時は担当の歯医者さんに相談する!
やはり痛みが辛くて心配でどうしようもない、という場合は我慢せずに、担当の歯医者さんに相談しましょう。
ホワイトニングが原因ではない場合もありますので、その場合は早めに専門の先生に診てもらう必要もあるかもしれません。
ホワイトマイスター独自の痛み防止処置

同業者である歯医者さんも頻繁にこのブログをチェック頂いている様ですので、ここが一番重要な点かもしれません。
マイスタープラスホワイトニングには薬剤に痛み防止成分が沢山
当院のオフィスホワイトニング(マイスタープラスホワイトニング)で使用する薬剤には、高い漂白作用だけでなく、痛みの発生を防止する成分も元々配合されており、それだけでも効果と痛み防止を両立できるのですが、
ただ、前述のように当院のシステムは効果が高いのに痛みが辛くないという特徴があるので、ここまで必要という方は殆どいらっしゃいません(^^ゞ
その後もごくまれに、虫歯や歯周病などホワイトニング以外の要因で痛みが…という方もいらっしゃいましたが(^^;
そのような場合でも後日でも「その後も歯の痛みが…」という患者様には念のため再度当院に来て頂き、歯の状態を見せて頂きます。
痛みの原因として虫歯や歯周病などが疑われる場合はやはり、一般歯科や病気の治療専門の歯科医院へ通院頂かなければなりませんが、普段から知覚過敏症状があり、一時的に強くなっている状態等と思われる場合はさらに強力な痛み止めの処置を直接させて頂くことも可能です。
一般歯科でも日常的に使用される強力な鎮痛作用があるペーストなどもご用意しております。
これらの痛み防止処置は、もちろんホワイトニングとは別の処置になりますが、すべて費用は頂きませんので、あまり心配をし過ぎずに当院のホワイトニングを満喫して頂ければと思います。
<まとめ>痛みが心配な場合は事前にも聞こう
日本でも様々なホワイトニングシステムがあり、様々な医院があります。
流れ作業のようにホワイトニングを行う医院ではなく、しっかりとカウンセリングを事前に行ってくれる歯科医院がお勧めですが、心配な場合は事前にもよく聞くことが大切ですね。
- 痛み防止の処置はどのようなことをしてくれるのか?
- 痛みが出た場合は、処方薬や専用の鎮痛ペーストなども貰えるか?
- 後日でも痛み止め処置に対応してくれるのか?
