【歯医者が使わない理由】電動歯ブラシは本当に効果的?メリット・デメリットを徹底解説

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「歯医者は電動歯ブラシを使わない」という話を聞き、その効果に疑問を持っていませんか?実は、歯医者が推奨しないのには「使い方を誤ると歯や歯茎を傷つける」などの明確な理由があります。しかし、これは電動歯ブラシが悪いわけではなく、正しく使えば手磨き以上の効果を発揮するツールです。この記事では、歯医者が使わない理由から、メリット・デメリット、効果を最大化する正しい使い方と選び方まで徹底解説。あなたの疑問を解消します。

1. 歯医者が電動歯ブラシを使わない・推奨しない3つの理由

電動歯ブラシは非常に便利なツールですが、一部の歯科医師や歯科衛生士がその使用に慎重な姿勢を見せることがあります。これは、電動歯ブラシが持つパワーや特性を正しく理解せずに使用すると、かえってお口の健康を損なうリスクがあるためです。決して電動歯ブラシそのものを否定しているわけではなく、専門家だからこそ知っている「落とし穴」に警鐘を鳴らしているのです。ここでは、歯のプロが電動歯ブラシを積極的に推奨しない主な3つの理由を詳しく解説します。

1.1 理由1:歯や歯茎への圧力が強すぎるリスク

電動歯ブラシが推奨されない最も大きな理由の一つが、使用者自身が気づかないうちに歯や歯茎に過度な圧力をかけてしまうリスクです。手磨きであれば力の入れすぎは自分の感覚で調整できますが、電動歯ブラシは常に一定のパワーで振動・回転し続けます。

「しっかり磨けている感じが欲しい」という思いから、つい歯に強く押し当ててしまうと、デリケートな歯や歯茎は簡単にダメージを受けてしまいます。具体的には、以下のような深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。

  • 歯肉退縮(しにくたいしゅく):歯茎が徐々に下がり、歯の根元が露出してしまう状態です。露出した象牙質はエナメル質よりも柔らかく、虫歯になりやすいだけでなく、冷たいものや風がしみる「知覚過敏」の直接的な原因となります。
  • 楔状欠損(くさびじょうけっそん):歯と歯茎の境目の部分が、まるで楔(くさび)のように削れてしまう状態です。これも強いブラッシング圧が原因で起こり、知覚過敏を悪化させます。
  • エナメル質の摩耗:特に研磨剤が多く含まれる歯磨き粉と電動歯ブラシの強力なパワーが組み合わさると、歯の表面を保護している最も硬いエナメル質さえも削り取ってしまう恐れがあります。

最近の高性能なモデルには、圧力が強すぎると光や音で知らせる「圧力センサー機能」が搭載されています。しかし、すべての電動歯ブラシにこの機能があるわけではありません。一度削れてしまった歯や下がってしまった歯茎は、基本的に元には戻りません。だからこそ、歯医者はこの「強すぎる圧力」のリスクを非常に重く見ているのです。

1.2 理由2:磨き残しが出やすい特定の箇所

「電動だから隅々までキレイになる」と思われがちですが、実際にはその逆で、電動歯ブラシの特性が原因で特定の箇所に磨き残しが出やすいという問題があります。電動歯ブラシのヘッドは、手磨き用歯ブラシに比べて大きいものが多く、自動で動くことに頼りすぎてしまうため、細かい部分へのアプローチがおろそかになりがちなのです。

歯科医師がブラッシング指導で特に注意を促す、磨き残しが発生しやすいのは以下のような箇所です。

磨き残しやすい箇所その理由
歯と歯の間(歯間部)ブラシの毛先が届きにくく、歯垢(プラーク)が最も溜まりやすい場所です。電動歯ブラシを当てるだけでは、歯と歯が接している面の汚れはほとんど除去できません。
歯と歯茎の境目(歯周ポケット)歯周病の原因菌が潜む重要なエリアです。電動歯ブラシを適切な角度(45度)で当て、毛先をポケットに優しく挿入する意識がないと、表面を滑るだけで汚れは残ってしまいます。
歯並びが悪い部分(叢生部)歯が重なり合っている部分は非常に複雑な形状をしており、大きなヘッドの電動歯ブラシではフィットさせることが困難です。一本一本の歯の形に合わせて角度を微調整する必要があります。
一番奥の歯のさらに奥(最遠心)頬や舌が邪魔になり、ブラシ自体が届きにくい場所です。意識してブラシヘッドを奥まで挿入しないと、磨き残しの温床となります。

手磨きであれば、鏡を見ながら「この隙間を狙って」「この歯の裏側を」と、意識的にブラシをコントロールします。しかし、電動歯ブラシでは「当てるだけ」という単調な作業になりやすく、こうした戦略的なブラッシングがおろそかになることを歯医者は懸念しています。

1.3 理由3:正しい歯磨きスキルが身につきにくい

歯医者が最も懸念していること、それは電動歯ブラシに頼ることで、生涯にわたって自分の歯を守るための「正しい歯磨きスキル」が習得できなくなるという点です。歯磨きは、単に歯ブラシを動かす作業ではありません。自分の口の中の状態を把握し、どこに汚れが溜まりやすいかを理解し、そこに的確にブラシの毛先を届ける「技術」なのです。

歯科医院で行われるブラッシング指導(TBI: Tooth Brushing Instruction)では、まず手磨きを基本として、患者さん一人ひとりの歯並びや歯茎の状態に合わせた磨き方を指導します。

  • 毛先を歯周ポケットに向ける「バス法」
  • 歯の面に垂直に当てて細かく動かす「スクラビング法」

こうした基本的な技術は、自分の手で力加減や角度をコントロールして初めて身につきます。最初から電動歯ブラシの自動的な動きに依存してしまうと、この最も重要な感覚と技術を学ぶ機会が失われてしまうのです。

特に、お口のケアの習慣が形成される子供の頃から電動歯ブラシを使い始めると、手磨きの基本を知らないまま大人になってしまう可能性があります。その結果、いざ手磨きをしなければならない状況(旅行先や災害時など)で全く歯を磨けなかったり、電動歯ブラシを使っても磨き残しだらけになったりする危険性があります。「自分で自分の歯をしっかり磨ける」というスキルこそが、お口の健康を守る最大の資産であると、歯医者は考えているのです。

2. 本当はどうなの?電動歯ブラシのメリット・デメリットを比較

本当はどうなの?電動歯ブラシのメリット・デメリットを比較

「歯医者が使わないなら、電動歯ブラシは良くないのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、電動歯ブラシには手磨きにはない優れた点がたくさんあるのも事実です。一方で、知っておくべきデメリットや注意点も存在します。ここでは、電動歯ブラシが持つメリットとデメリットを客観的に比較し、その実力とリスクを徹底的に解剖します。ご自身にとって最適なオーラルケアを見つけるための参考にしてください。

まずは、メリットとデメリットの概要を比較表で見てみましょう。

比較項目メリットデメリット
歯垢除去力手磨きより効率的で高い効果が期待できる正しい使い方をしないと磨き残しが出やすい
ブラッシング圧均一で優しい力で磨ける(圧力センサー付きも多い)押し付けすぎると歯や歯茎を傷つけるリスクがある
使いやすさ誰でも安定した品質の歯磨きが可能充電やメンテナンスの手間がかかる
コスト長期的に見て医療費削減につながる可能性初期費用・維持費(替えブラシ代)が高い
付加価値ステイン除去やモチベーション維持機能がある振動や音が気になったり、持ち運びが不便だったりする

2.1 電動歯ブラシを使う5つのメリット

電動歯ブラシは、正しく使えば日々のオーラルケアを格段にレベルアップさせてくれます。多くの研究でその有効性が示されている、具体的な5つのメリットをご紹介します。

2.1.1 メリット1:手磨きを上回る高い歯垢除去力

電動歯ブラシ最大のメリットは、手磨きでは再現不可能な高速振動・回転によって、歯垢(プラーク)を効率的に除去できる点です。信頼性の高い研究レビューとして知られるコクランレビューでも、電動歯ブラシ(特に回転式)は手磨きに比べて歯垢の除去と歯肉炎の改善に優れていると報告されています。短時間でツルツルとした磨き上がりを実感できるため、忙しい毎日の中でも質の高いケアが可能です。

2.1.2 メリット2:歯と歯茎に優しいブラッシング

力を入れてゴシゴシ磨く癖がある方は、知らず知らずのうちに歯や歯茎を傷つけている可能性があります。これは「オーバーブラッシング」と呼ばれ、歯茎が下がる「歯肉退縮」や、歯の根元が削れる「楔状欠損(くさびじょうけっそん)」の原因となります。多くの電動歯ブラシには、力を入れすぎると知らせてくれる「圧力センサー機能」が搭載されており、常に適切な力で磨くことをサポートしてくれます。歯周病が気になる方や、優しい力で磨きたい方にとって大きな安心材料です。

2.1.3 メリット3:誰でも安定したクオリティで磨ける

手磨きは、その日の体調や集中力によって磨き方にムラが出がちです。しかし、電動歯ブラシはブラシを歯に当てるだけで均一なブラッシングができるため、子どもから高齢者、また手が不自由な方まで、誰でも簡単にプロレベルの歯磨きを再現できます。手首を細かく動かす必要がないため疲れにくく、毎日の歯磨きが負担に感じている方にもおすすめです。

2.1.4 メリット4:着色汚れ(ステイン)の除去効果

コーヒーやお茶、ワインなどによる歯の着色汚れ(ステイン)に悩んでいる方は多いでしょう。電動歯ブラシのパワフルな動きは、歯の表面に付着したステインを効率的に除去する効果が期待できます。日々のケアでクリアな歯を保つことは、見た目の印象を大きく左右します。ただし、電動歯ブラシで落とせるのはあくまで表面の汚れです。歯そのものの色を内側から白くしたい場合は、セルフケアだけでは限界があります。より本格的な白さを求めるなら、ホワイトマイスター東京銀座院のようなホワイトニング専門歯科で、プロによる施術を受けるのが最も確実な方法です。

2.1.5 メリット5:歯磨きのモチベーションを維持しやすい

多くの電動歯ブラシには、歯科医が推奨する2分間の歯磨き時間を知らせるタイマー機能が付いています。また、上位モデルになるとスマートフォンアプリと連携し、磨き残した箇所を可視化したり、歯磨き習慣を記録したりできるものもあります。こうした機能を活用することで、ゲーム感覚で楽しく正しい歯磨き習慣を身につけることができ、モチベーションの維持につながります。

2.2 電動歯ブラシを使う6つのデメリット

多くのメリットがある一方で、電動歯ブラシには注意すべきデメリットも存在します。これらは、まさに「歯医者が電動歯ブラシを推奨しにくい理由」とも重なる部分です。購入してから後悔しないよう、しっかりと確認しておきましょう。

2.2.1 デメリット1:初期費用と維持費(ランニングコスト)が高い

手動歯ブラシが1本数百円で手に入るのに対し、電動歯ブラシは数千円から数万円と高価です。さらに、衛生面と性能維持のため、ブラシヘッドを約3ヶ月ごとに交換する必要があり、この替えブラシ代が継続的なコスト(ランニングコスト)としてかかります。長期的な視点で見れば、虫歯や歯周病の予防による医療費削減につながる可能性もありますが、初期投資と維持費の負担はデメリットと言えるでしょう。

2.2.2 デメリット2:間違った使い方は歯や歯茎を傷つける

これは最も注意すべき点です。電動歯ブラシのパワーは諸刃の剣であり、歯に強く押し付けすぎたり、手磨きのようにゴシゴシ動かしたりすると、歯の表面(エナメル質)を摩耗させたり、歯茎を傷つけたりする原因になります。特に研磨剤が多く含まれる歯磨き粉との併用は、歯を削るリスクを高めるため注意が必要です。正しい使い方をマスターすることが、電動歯ブラシのメリットを活かす大前提となります。

2.2.3 デメリット3:自動で動くがゆえの「磨き残し」

電動歯ブラシは自動で動くため、ついブラシを当てるだけで満足してしまいがちです。しかし、歯と歯の間や歯並びが悪い箇所、奥歯の裏側などは、意識してブラシの角度を調整しないと毛先が届かず、磨き残しが発生しやすくなります。「電動だから大丈夫」という過信が、かえって清掃不良を招くリスクがあることを覚えておきましょう。

2.2.4 デメリット4:充電やメンテナンスの手間

充電式のモデルは、当然ながら定期的な充電が必要です。旅行先で充電が切れてしまったり、充電器を忘れたりすると使えなくなってしまいます。また、使用後はブラシヘッドや本体を清潔に保つ必要があります。手入れを怠ると、湿気の多い洗面所では雑菌が繁殖しやすく、不衛生な状態になりかねません。

2.2.5 デメリット5:サイズが大きく持ち運びに不便

手動歯ブラシに比べて本体が大きく重いため、職場の昼休みや旅行先へ気軽に持ち運ぶには不便を感じることがあります。携帯用のケースが付属しているモデルもありますが、それでも手動歯ブラシのコンパクトさには及びません。外出先でのケアを重視する方にとってはデメリットとなるでしょう。

2.2.6 デメリット6:振動や作動音が気になる場合がある

電動歯ブラシ特有の「ウィーン」という作動音や、口の中に伝わる細かな振動が苦手な方もいます。特に、知覚過敏で歯がしみやすい方は、振動が刺激となって不快に感じることがあります。機種によって音や振動の大きさは異なるため、可能であれば購入前に店頭のサンプルなどで確認することをおすすめします。

3. デメリットを解消!電動歯ブラシの効果的な使い方

電動歯ブラシの効果的な使い方

電動歯ブラシは非常に便利なツールですが、歯医者が懸念するようなデメリットがあるのも事実です。しかし、これらのデメリットは正しい使い方をマスターすることで、そのほとんどを解消できます。「圧力が強すぎる」「磨き残しが出る」といった問題を解決し、電動歯ブラシの効果を最大限に引き出すための具体的な方法を、「基本的な使い方」「メンテナンス」「歯磨き粉選び」の3つの観点から詳しく解説します。

3.1 基本的な使い方と注意点

電動歯ブラシの性能を活かすには、手磨きとは異なる独特のコツが必要です。自己流でゴシゴシ磨いてしまうと、かえって歯や歯茎を傷つける原因になります。以下のポイントを意識して、今日から実践してみましょう。

3.1.1 ブラシの当て方と動かし方

電動歯ブラシの基本は「当てるだけ」です。手磨きのようにブラシを大きく動かす必要はありません。

  • 歯に軽く当てる:ブラシを歯の表面に軽く触れさせる程度の力で十分です。多くの電動歯ブラシには、圧力が強すぎると知らせてくれる「過圧防止センサー」が搭載されているので、その機能を参考にしましょう。
  • 最適な角度は45度:歯と歯茎の境目にある歯周ポケットの歯垢を効果的に除去するため、ブラシを45度の角度で当てるのが理想的です。
  • 1本ずつゆっくり移動:1本の歯につき2〜3秒間じっくりと当て、その後ゆっくりと隣の歯にスライドさせます。焦らず、1本1本丁寧に磨くことを心がけてください。
  • 磨く順番を決める:磨き残しを防ぐために、「右上の奥歯から表側を磨き、次に前歯、そして左上の奥歯へ。その後は裏側を同じように…」といった形で、自分なりの磨く順番(ブラッシングコース)を決めておくと効果的です。

3.1.2 やってはいけないNGな使い方

良かれと思ってやっていることが、実は歯にダメージを与えているかもしれません。以下のNGな使い方をしていないかチェックしてみましょう。

NGな使い方理由と正しい対処法
ゴシゴシと手を動かして磨く電動歯ブラシの振動や回転を妨げ、歯や歯茎を摩耗させる原因になります。ブラシは歯に当てるだけで、動かす必要はありません。
歯に強く押し付ける歯の表面(エナメル質)や歯茎を傷つけ、知覚過敏や歯肉退縮を引き起こすリスクがあります。過圧防止センサーの警告を目安に、優しい力加減を保ちましょう。
同じ箇所を長時間磨き続ける特定の歯だけが過度に摩耗してしまいます。タイマー機能を活用し、口腔内を4分割して各エリアを均等な時間で磨くのがおすすめです。

これらのポイントを守ることで、歯医者が懸念する「圧力」と「磨き残し」のリスクを大幅に減らすことができます。

3.2 衛生的に保つメンテナンス方法

口の中に入れる電動歯ブラシは、常に清潔に保つことが不可欠です。不衛生な状態では雑菌が繁殖し、かえって口内環境を悪化させることになりかねません。正しいメンテナンスで、性能と衛生を維持しましょう。

3.2.1 使用後のデイリーケア

電動歯ブラシのメンテナンスは、長持ちさせるためにも、衛生面を保つためにも重要です。適切なケアをすることで、常に清潔な状態で使用できます。日々のメンテナンスで押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 使用後はブラシヘッドを水で洗い流す
  • ブラシヘッドを取り外して本体と別々に乾燥させる
  • 週に1回はブラシヘッドを熱湯で消毒する
  • 3か月に1回はブラシヘッドを交換する
  • 本体の充電口や操作ボタン周りを定期的に清掃する
  • ブラシヘッドの毛が広がったら交換する
  • 充電器を清潔に保つ
  • 水気がある場所に置かないようにする
  • 電動歯ブラシ専用の収納ケースを使用する
  • 旅行時には保護キャップをブラシヘッドに装着する

3.2.2 定期的なスペシャルケアと交換

日々のケアに加え、定期的なメンテナンスと部品交換も重要です。

メンテナンス項目頻度の目安具体的な方法
ブラシヘッドの交換3ヶ月に1回毛先が開いていなくても、3ヶ月を目安に交換するのが推奨されています。雑菌の繁殖や清掃能力の低下を防ぐため、定期的に新しいものに替えましょう。毛先が開いてしまった場合は、3ヶ月を待たずに交換してください。
本体の清掃週に1回程度ブラシヘッドとの接続部分や、充電スタンドとの接点などを、水で濡らして固く絞った布で拭き取ります。汚れが溜まると接触不良や故障の原因になります。

3.3 歯磨き粉の選び方【研磨剤なしが基本】

ホワイトニング歯磨き粉

電動歯ブラシを使う場合、歯磨き粉の選び方も手磨きとは異なります。特に注意したいのが「研磨剤」の有無です。選び方を間違えると、歯を傷つける原因になってしまいます。

3.3.1 研磨剤(清掃剤)は「なし」または「低研磨」を選ぶ

電動歯ブラシは、その強力な振動や回転によって、歯磨き粉の研磨効果を増幅させてしまいます。研磨剤が多く含まれた歯磨き粉を電動歯ブラシで使うと、歯の表面を必要以上に削ってしまい、知覚過敏や歯が薄くなる原因になりかねません。そのため、ジェルタイプなどの「研磨剤無配合」や「低研磨性」と記載された製品を選ぶのが基本です。

口臭が気になる方には抗菌成分を含む歯磨き粉がおすすめです。使用感も考慮し、味やテクスチャの好みに合った製品を選ぶことで満足度が高まります。歯や歯茎に問題がある場合は、歯医者に相談して歯磨き粉を選びましょう。
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3.3.2 その他のチェックポイント

  • 発泡剤:発泡剤が少ないものを選びましょう。泡立ちすぎると、すぐに磨けたと錯覚してしまい、磨き残しの原因につながります。
  • フッ素:虫歯予防に効果的なフッ素は、高濃度配合(1450ppm)のものがおすすめです。歯質の強化をサポートします。

3.3.3 歯の白さを求めるならプロのケアも視野に

歯の着色汚れ(ステイン)が気になる方も多いでしょう。市販のホワイトニング歯磨き粉は、ステインを「浮かせて落とす」効果は期待できますが、歯そのものの色を白くする作用はありません。電動歯ブラシと併用しても、元の歯の色以上に白くなることはないのです。

もし、コーヒーやワインなどで付着した着色汚れ以上の、本格的な歯の白さを目指すのであれば、歯科医院でのプロフェッショナルなホワイトニングが最も確実な方法です。例えば、ホワイトニング専門の「ホワイトマイスター東京銀座院」のようなクリニックでは、専門家によるカウンセリングを通じて、一人ひとりの歯の状態に合った安全で効果的な施術を提供しています。セルフケアとプロのケアを賢く組み合わせることで、健康的で美しい口元を維持することができるでしょう。

4. 自分に合うのはどれ?電動歯ブラシの種類と特徴

電動歯ブラシの種類と特徴

電動歯ブラシと一口に言っても、その駆動方式によって磨き心地や得意なことが大きく異なります。現在、市場で主流となっているのは「回転式」「音波式」ですが、他にも「振動式」や「超音波式」といった種類が存在します。それぞれの特徴を正しく理解し、ご自身の口内環境や悩みに合った一本を見つけることが、効果的なオーラルケアへの第一歩です。

ここでは、代表的な4種類の電動歯ブラシについて、その仕組みやメリット・デメリットを詳しく解説します。

4.1 振動式電動歯ブラシ

振動式は、ブラシヘッドが上下左右に細かく振動することで歯の表面の汚れを落とすタイプです。電動歯ブラシの初期からある比較的シンプルな構造で、手磨きに近い感覚で使えるのが特徴です。手頃な価格帯の製品が多く、電動歯ブラシを初めて試す方の入門機として選ばれることもあります。

ただし、現在の主流である回転式や音波式に比べると、歯垢除去力はマイルドな傾向にあります。また、歯周ポケットの奥深くなど、細かい部分の清掃はやや苦手とする場合があります。

4.2 回転式電動歯ブラシ

回転式電動歯ブラシ

丸型のブラシヘッドが高速で回転・反復回転することで、歯垢を物理的にこすり落とすパワフルなタイプです。代表的なメーカーとしては、ブラウンの「オーラルB」シリーズが挙げられます。歯を1本1本包み込むように磨き上げるため、歯の表面に付着した歯垢やステイン(着色汚れ)を強力に除去する効果が期待できます。

磨いた後のツルツルとした爽快感が得やすく、コーヒーやタバコによる着色が気になる方、とにかく高い歯垢除去力を求める方におすすめです。一方で、パワーが強い分、歯や歯茎に当てる力が強すぎるとダメージを与えてしまうリスクもあります。圧力センサー付きのモデルを選ぶなど、使い方には注意が必要です。

4.3 音波式電動歯ブラシ

ブラシヘッドを音波領域(毎分約20,000〜40,000回)で高速振動させ、その振動によって「音波水流」を発生させるタイプです。フィリップスの「ソニッケアー」やパナソニックの「ドルツ」がこの方式の代表格です。直接ブラシが届きにくい歯周ポケットや歯間の歯垢まで、水流の力で洗い流すことができます。

手磨きのようにゴシゴシ動かす必要はなく、歯に軽く当てるだけで磨けるため、歯や歯茎に優しいのが大きなメリットです。歯周病が気になる方や、矯正器具を装着している方、デリケートな歯茎の方に適しています。回転式ほどのパワフルさはありませんが、歯周ポケットケアを重視するなら最適な選択肢と言えるでしょう。

4.4 超音波式電動歯ブラシ

音波式をさらに超える毎分160万Hz以上の非常に細かい「超音波」で振動するタイプです。この超音波は、歯垢の原因となる細菌の連鎖を破壊し、歯の表面から剥がれやすくする効果があるとされています。振動が非常に微細なため、「動いている」という感覚がほとんどなく、歯や歯茎への刺激が極めて少ないのが最大の特徴です。

知覚過敏がひどい方や、重度の歯周病でブラッシングによる刺激を極力避けたい方に向いています。ただし、振動が弱いため、着色汚れなどを物理的に落とす力は他の方式に比べて劣ります。磨いた実感が得にくいため、手でブラシを動かして補助的に磨く必要があります。

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。ご自身の目的や口内の状態に合わせて、最適なタイプを選びましょう。

種類駆動方式特徴こんな人におすすめ代表的なメーカー
回転式丸型ブラシが高速回転・反復歯垢を物理的にこすり落とす。パワーが強く、ステイン除去効果も高い。歯垢や着色汚れをしっかり落としたい方、磨いた後の爽快感を重視する方ブラウン (オーラルB)
音波式ブラシヘッドが高速で左右に振動し、音波水流を発生させる。歯周ポケットや歯間の歯垢を水流で除去。歯や歯茎に優しい。歯周病が気になる方、歯茎がデリケートな方、矯正中の方フィリップス (ソニッケアー)、パナソニック (ドルツ)
超音波式160万Hz以上の超音波で振動。細菌の連鎖を破壊する。刺激が非常に少なく、歯や歯茎に最も優しい。重度の歯周病や知覚過敏で、ブラッシングの刺激を避けたい方東レ (ウルティマ) など
振動式ブラシヘッドが上下左右に振動。手磨きに近い感覚で使える。比較的安価なモデルが多い。電動歯ブラシを初めて試す方、コストを抑えたい方オムロンなど

このように、電動歯ブラシは種類によって得意なことが異なります。例えば、回転式は日々の食事で付着するステインを除去するのに役立ちますが、歯そのものの色を白くするわけではありません。より本格的な白さを目指すのであれば、こうした日々のケアに加えて、歯科医院でのホワイトニングを検討するのが効果的です。

5. 失敗しない電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシは数千円のものから数万円の高機能モデルまで価格帯が幅広く、機能も多岐にわたるため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も少なくありません。毎日使うものだからこそ、ご自身の口内環境やライフスタイルに合った一本を見つけることが重要です。ここでは、購入後に「失敗した」と後悔しないための、電動歯ブラシの選び方のポイントを「歯垢除去効果」と「使いやすさ・機能性」の2つの観点から詳しく解説します。

5.1 歯垢除去効果で選ぶ

電動歯ブラシを使用する最大の目的は、手磨きでは届きにくい場所の歯垢を効率的に除去することです。歯垢除去効果は、ブラシの駆動方式によって大きく左右されます。ご自身の口腔内の悩みや、どのようなケアを重視したいかに合わせて選びましょう。

駆動方式特徴こんな人におすすめ
回転式丸型のブラシが高速で回転し、歯を1本1本包み込むようにして物理的に歯垢をこすり落とす。歯の表面の着色汚れ(ステイン)除去にも強い。代表的なメーカーは「ブラウン オーラルB」。・歯の表面の黄ばみや着色汚れが気になる方
・パワフルな磨き心地を求める方
・1本ずつ丁寧に磨き上げたい方
音波式ブラシヘッドが音波領域で高速振動し、唾液や水流を利用して毛先が直接触れない歯間や歯周ポケットの歯垢まで除去する。手磨きのように横に動かすのが基本。代表的なメーカーは「フィリップス ソニッケアー」。・歯周病予防を重視し、歯周ポケットのケアをしたい方
・歯や歯茎への優しさを求める方
・矯正中の方やインプラントが入っている方
振動式音波式と同様にブラシが振動するが、振動数が比較的少ないタイプ。手頃な価格帯の製品が多く、電動歯ブラシを初めて使う方でも試しやすい。代表的なメーカーは「パナソニック ドルツ」の一部モデルなど。・電動歯ブラシを初めて使う方
・コストを抑えたい方
・手磨きに近い感覚で使いたい方

どの方式が優れているというわけではなく、それぞれに得意な分野があります。例えば、コーヒーや紅茶をよく飲み着色汚れが気になるなら回転式、歯茎が下がり気味で歯周ポケットのケアを徹底したいなら音波式といったように、ご自身の最も解決したい悩みに合わせて選ぶのが失敗しないコツです。

歯垢除去率の高い製品を選ぶためには、研究結果や口コミ、歯垢染色テストが行われているかをチェックするのがおすすめです。比較データや臨床試験結果を公開しているブランドの製品は、信頼性が高く、自分の歯に合った歯垢除去の効果を期待できます。
»歯垢の取り方を解説

5.2 使いやすさ・機能性で選ぶ

歯垢除去効果が高くても、使いにくければ毎日のオーラルケアは続きません。継続して快適に使うために、本体の形状や搭載されている機能もしっかりチェックしましょう。

5.2.1 本体の形状と重さ

毎日手に持つものなので、グリップの握りやすさと重さは非常に重要です。特に女性や手の小さい方は、軽量でスリムなモデルを選ぶと、磨いている最中に手が疲れにくくなります。店頭で実際に持ってみて、ご自身の手にフィットするかどうかを確認するのが理想的です。

5.2.2 バッテリー性能と充電方法

電動歯ブラシは充電式が主流です。一度のフル充電でどのくらいの期間使用できるかを確認しましょう。多くのモデルは1〜2週間持ちますが、旅行や出張が多い方は、より長持ちするモデルや、充電ケースが付属しているものが便利です。また、充電方式もスタンドに置くだけのタイプや、USBケーブルで充電できるタイプなど様々です。ご自身の生活スタイルに合わせて選びましょう。

5.2.3 搭載されている便利機能

近年の電動歯ブラシには、効果的で安全な歯磨きをサポートする様々な便利機能が搭載されています。特にチェックしたい機能を以下に挙げます。

  • 圧力センサー機能:
    電動歯ブラシのデメリットとして挙げられる「圧の強すぎ」を防ぐための必須機能です。ブラシを歯に強く当てすぎると、光や振動で知らせてくれるため、歯や歯茎を傷つけるリスクを大幅に軽減できます。特に電動歯ブラシ初心者は、この機能が搭載されたモデルを選ぶことを強くおすすめします。
  • タイマー機能:
    歯科医師が推奨する歯磨き時間は2分間です。多くの電動歯ブラシには、2分間で自動的に停止する機能や、口腔内を4ブロックに分け、30秒ごとに次のエリアへ移るタイミングを知らせる「カドペーサー機能」がついています。これにより、磨き残しや磨きすぎを防ぎ、均一なブラッシングが可能になります。
  • モード選択機能:
    標準モードの他に、歯茎を優しくケアする「ガムケアモード」、着色汚れにアプローチする「ホワイトニングモード」、敏感な方向けの「ソフトモード」など、複数のブラッシングモードを搭載したモデルがあります。ご自身の口内環境や目的に合わせてモードを使い分けることで、より質の高いオーラルケアが実現します。ただし、電動歯ブラシのホワイトニングモードは、あくまで歯の表面に付着したステインを除去する効果に留まります。歯そのものの色を内側から明るくしたい場合は、専門の歯科医院で行うホワイトニングが必要です。

5.2.4 ランニングコスト(替えブラシ)

電動歯ブラシは本体を購入して終わりではありません。衛生面と性能維持のため、ブラシヘッドは3ヶ月に1回の交換が推奨されています。本体価格だけでなく、この替えブラシの価格というランニングコストも考慮に入れることが大切です。メーカー純正の替えブラシは1本あたり1,000円前後が相場です。また、替えブラシには「やわらかめ」「歯間用」「ホワイトニング用」など様々な種類があります。ブラシの種類の豊富さも、選ぶ際のポイントの一つと言えるでしょう。

6. 電動歯ブラシに関するよくある質問

電動歯ブラシを使い始めるにあたって、多くの方が抱く疑問や不安があります。ここでは、特に多く寄せられる質問に対して、専門的な視点から詳しくお答えします。日々のオーラルケアをより効果的で安心なものにするために、ぜひ参考にしてください。

6.1 電動歯ブラシは毎日使っても大丈夫?

結論から言うと、電動歯ブラシは毎日使用しても全く問題ありません。むしろ、正しい使い方をすれば手磨きよりも効率的に歯垢を除去できるため、毎日の使用が推奨されます。

ただし、注意点が2つあります。1つ目は「圧力」です。ゴシゴシと強く押し当てるのではなく、歯に軽く触れる程度で十分です。最近のモデルの多くには、圧力が強すぎると光や振動で知らせてくれる「過圧防止センサー」が搭載されているので、そうした機能を活用すると良いでしょう。

2つ目は「ブラシヘッドの交換」です。毛先が開いた古いブラシを使い続けると、歯垢除去率が低下するだけでなく、歯や歯茎を傷つける原因にもなります。多くのメーカーが推奨する3ヶ月ごとを目安に、定期的に新しいブラシヘッドに交換しましょう。

電動歯ブラシは、操作が簡単なので初心者や、手軽に磨きたい人にもおすすめです。正しい磨き方を知っている場合は、手動歯ブラシを使用しても十分な効果が得られます。ご自身の好みも考慮して、歯ブラシを選びましょう。

6.2 手磨きと電動、結局どっちがいいの?

手磨きと電動歯ブラシのどちらが良いかは、一概には言えません。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。両者の特徴を下の表にまとめました。

比較項目電動歯ブラシ手磨き
歯垢除去力短時間で効率的に除去できる技術や時間によってムラが出やすい
磨き方の均一性一定の動きで磨くため、ムラになりにくい磨き癖が出やすく、特定の箇所を磨き残しやすい
手軽さ・疲労感当てるだけなので疲れにくい。タイマー機能も便利手軽だが、隅々まで磨くと時間がかかり疲れることも
スキル習得基本的な当て方を覚えれば誰でも効果を得やすい正しい磨き方(バス法など)の習得が必要
コスト本体が高価。替えブラシも定期的に必要安価で手軽に始められる
携帯性本体が大きく、充電器も必要な場合があるコンパクトで持ち運びに便利

手軽に高い歯垢除去効果を得たい方や、歯磨きが苦手な方、忙しい方には電動歯ブラシがおすすめです。一方で、正しいブラッシング技術が身についており、コストを抑えたい方や、外出先での使用が多い方は手磨きが向いていると言えるでしょう。

6.3 電動歯ブラシで歯は白くなる?

この質問は非常に多いですが、答えは「ある程度は効果があるが、限界もある」です。電動歯ブラシの高速な振動や回転は、コーヒー、お茶、ワイン、タバコのヤニなどによって歯の表面に付着した「着色汚れ(ステイン)」を効率的に除去する効果が期待できます。これにより、歯が本来持っている自然な色味を取り戻し、白くなったと感じることがあります。

しかし、電動歯ブラシはあくまで「清掃器具」です。歯そのものの色を内側から漂白して白くする「ホワイトニング」の効果はありません。生まれつきの歯の色以上に白くしたい場合や、加齢による黄ばみを根本的に改善したい場合は、歯科医院での専門的なホワイトニングが必要です。

より高い審美性を求めるなら、セルフケアでステインを除去しつつ、プロによるホワイトニングを併用するのが最も効果的です。ホワイトマイスター東京銀座院では、専門家があなたの歯の状態やご希望に合わせた最適なホワイトニングプランをご提案し、理想の白い歯を実現するお手伝いをしています。

6.4 子供や歯列矯正中でも使用できますか?

特定の状況下での使用についても、適切な製品を選び、正しく使えば問題なく使用できます。

6.4.1 子供の使用について

子供でも電動歯ブラシは使用可能です。ただし、必ず「子供用」として設計された製品を選んでください。子供用の電動歯ブラシは、大人用と比べてヘッドが小さく、振動も優しく作られています。多くの製品に対象年齢が記載されているので、必ず確認しましょう。また、子供が一人で使う際は、正しい使い方を覚えるまで保護者の方がそばで見てあげることが大切です。

6.4.2 歯列矯正中の使用について

歯列矯正中の方こそ、電動歯ブラシは有効なツールになり得ます。矯正装置(ブラケットやワイヤー)の周りは複雑な構造で、手磨きでは歯垢が残りやすいためです。音波式電動歯ブラシは、音波水流で装置の隙間の汚れをかき出しやすいため特におすすめです。メーカーによっては、ブラウン オーラルBの「矯正用ブラシ」のように、矯正装置専用の替えブラシも販売されています。ただし、装置を傷つけないよう、使用前には必ず担当の歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。

6.5 電動歯ブラシを使うと歯茎が下がるって本当?

「電動歯ブラシは歯茎下がり(歯肉退縮)の原因になる」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは「誤った使い方をした場合」に起こりうるリスクです。原因のほとんどは、強すぎる圧力で歯茎を傷つけてしまうことにあります。

電動歯ブラシは、手でゴシゴシ動かす必要はありません。歯に軽く当てるだけで、ブラシが自動で仕事をしてくれます。この「当てるだけ」という感覚を身につけることが、歯茎下がりを防ぐ最も重要なポイントです。過圧防止センサー機能付きのモデルを選び、研磨剤の入っていない、もしくは低研磨性の歯磨き粉を使用することも、歯茎を健やかに保つために効果的です。

6.6 電動歯ブラシ本体やブラシヘッドの交換時期は?

電動歯ブラシの効果を最大限に引き出し、衛生的に使い続けるためには、本体とブラシヘッドの適切な交換が不可欠です。交換時期の目安は以下の通りです。

交換対象交換時期の目安交換しない場合のリスク
ブラシヘッド・約3ヶ月ごと
・毛先が開いたり、広がったりしたら
・一部のモデルは交換時期を色でお知らせ
・歯垢除去能力の著しい低下
・歯や歯茎を傷つける
・雑菌の繁殖
本体(内蔵バッテリー)・フル充電してもすぐに電池が切れるようになったら(一般的に2~5年程度)・本来の性能(振動数・回転数)が発揮されない
・歯磨きの途中で止まってしまう

特にブラシヘッドは消耗品です。まだ使えると思っていても、目に見えないレベルで毛先が摩耗し、清掃効果は落ちています。メーカーの推奨する交換サイクルを守り、常にベストな状態でオーラルケアを行いましょう。

7. まとめ

電動歯ブラシを歯医者が使わない理由のまとめ

歯医者が電動歯ブラシを推奨しないことがあるのは、使い方を誤ると歯や歯茎を傷つけるリスクがあるためです。しかし、これは電動歯ブラシ自体が悪いわけではありません。圧力センサー付きのモデルを選び、正しい使い方をマスターすれば、手磨きより効率的に歯垢を除去できる非常に有効なツールです。

電動歯ブラシの種類には振動式や回転式、音波式などがあります。自分の歯と歯茎の状態に合わせた歯垢除去能力や使いやすさを重視して選びましょう。最終的には、ご自身の好みや磨きやすさによって、電動歯ブラシと手動歯ブラシのどちらかを選ぶことをおすすめします。日々のセルフケアで歯の健康を維持しつつ、もし歯の黄ばみや着色が気になるなら、プロのホワイトニングを検討するのも一つの手です。ホワイトマイスター東京銀座院では、専門家による施術で、あなたが持つ本来の歯の白さを引き出します

電動歯ブラシと歯を白くするホワイトニング歯磨き粉を併用して使用すると、歯垢除去効果と歯を白くする効果の両方が効率よく得られます♪

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